タイの日系製造業を支援するAsia Fusion Works。代表の井上誠二さんは、自社にKOETEを導入したのち、自身のお客様にも紹介して回るようになった。
タイの日系製造業を中心に、工場改善・保全・安全対策・AI/DX導入支援を手がけるAsia Fusion Works。井上誠二さんは製造業でキャリアを積み、タイでは工場長を務めたのち独立。タイ在住は延べ9年になる。
| 社名 | Asia Fusion Works Co., Ltd.(AFW) |
|---|---|
| 代表者 | 井上 誠二(Managing Director) |
| 所在地 | タイ・シラチャ(チョンブリー県) |
| 事業内容 | タイの日系製造業を中心とした、工場改善・保全・安全対策・AI/DX導入支援 |
| 使う機能 | 多言語チャット・スレッド・改善提案/トラブル報告・AI要約・LINE連携 |
| Web | asiafusionworks.com |
タイ語は話せる。でもテキストが読めない。社員と親身に話しきれない。連絡はLINEで、流れて消えていく。
「まさにこれだ」。これがあれば、本気でお互い会話ができると感じた。
社員・取引先を問わず、相手が外国人であることを意識せず、中身にフォーカスして話せるように。「なぜそうなるのか」まで先回りして話せる。
まず、これまでのご経歴を教えてください。
製造業でキャリアを積み、タイでは工場長をやっていました。その後こちらで独立して、今の会社をやっています。
タイでのコミュニケーションは、どうされていましたか。
タイ語は、ある程度話せます。ただ、テキストが読めない。それと、タイ人と親身になって話す、というのがうまくできていなかった。会話はできる。でも、深いところまでは届かない。この感覚は、タイに長くいる日本人なら分かってもらえると思います。
社内の連絡は何を使っていましたか。
タイ人の従業員とは、LINEでやり取りしていました。ただ、LINEはどうしても流れてしまう。記録も残らないし、過去に送った画像も見えなくなってしまう。
気になっていたことは。
情報の管理です。LINEは消せてしまう。送ったものを、後から消せる。実際、送り先を間違えたこともあります。
日本の工場だと、そもそも個人のスマホは持ち込み禁止です。でもタイでは、それが全くできない。会社のコンプライアンスとしては、本当はダメなんです。何か他のツールに変えなきゃな、とはずっと思っていました。でも、全然変えていなかった。
KOETEとの出会いは。
2026年5月、経営者の集まりで、宮崎さんに初めてお会いしました。そこで直接お話を聞いて、これだと思った。これがあれば、本気でお互い会話ができる、と感じました。すぐに検証ライセンスをもらって、タイ人社員との会話をここで始めました。
すぐに定着しましたか。
いいえ。初めのころは、タイ人社員がちゃんと使ってくれませんでした。結局LINEで連絡してくる。そこで私は、自分のやり方を変えました。とにかく日本語で、ちゃんと伝えるべきことを伝える。聞いてほしいことを聞いてほしいと言う。そして、相手が分かっていなさそうだったら、「どこが分かってないの?」としっかり聞いてあげる。これをやっていきました。
彼らからすると、タイ語で書ける。無理に英語で喋らなくていい。こちらが——日本人が苦手なタイ語で喋って伝わらない、ということも消えた。この仕組みを理解してからは、変わりました。
どう変わりましたか。
本当に細かく、案件の状況、お客さんの状況、懸念点を、しっかり喋ってくれるようになりました。まるで日本人と本気で語り合っているように、会社の方針、お客さんのこと、案件のことを会話できるようになった。
日本人同士だって、言語が通じるところから、仕事ではさらに議論を重ねますよね。外国人とのやり取りって、その手前の「言葉で整理する」ところに、脳みそのリソースと時間を持っていかれてしまうんです。それが解消できた。これが本当に気持ちよかったというか、やってよかったな、と。
効いているのは、社内だけですか。
いえ、社外でも同じです。自社のパートナーや従業員はもちろん、仕入れ先など社外の相手と深い話をする時にも、KOETEがあることで変わりました。「なんでそうなるのか」「その方法はお勧めできない、理由はこうだ」というところまで、先回りして話せるようになったんです。
ご自身の過去の経験と重なる部分はありましたか。
あります。タイで工場長をやっていた時、駐在で働いていた時、タイ人との会話でどうしても埋まらないものがありました。
それを解消できたことが、自分にとってはすごく意味がありました。もっと早く欲しかった。
それで、人に紹介するようになった。
ただ商材として売るというのではなく、本当に困っている自分のお客さんや知り合いのところに持っていって、紹介する活動を始めました。
紹介してみて、何が起きましたか。
言われるのは、やっぱりLINEです。脱LINE。タイ人は、こういうものを勧めてもなかなかすぐには使ってくれない。日本人から「これ使いましょう」と言ったシステムは、なかなか使ってくれないし、移行できない。
そこで、どうされましたか。
宮崎さんに言ったんです。LINEの会話をこっちに取り込むことはできないのか。取り込んで翻訳して見られればいいじゃん、と。そうしたら、1週間もしないうちに実装してくれた。現場が話している内容——LINEの内容をKOETEに取り込んで、KOETEの中で翻訳して見られる状態になった。さらに、AIがLINEの内容を読み込んで、要約して表示してくれる。
これはもう、桁が違う。ここまですぐに対応できる技術力もすごいと思ったし、これは脱LINEをしたい日系企業さんにはもってこいだなと思って、今も皆さんに紹介しています。
井上さんからのメッセージ
もちろんビジネスなので、紹介パートナーとしての活動ではあります。ただ、私の言葉として伝えたいのはこれです。
言葉をどうしよう、相手が何を言ったんだろう——そこに脳みそを使うのではなく、この仕事をどうするべきか、このトラブルをどうするべきか、この改善をどうやっていくべきかというところに、脳みそのリソースを使ってほしい。それを使える環境が、やっと整えられる。それを皆さんに早く知ってもらって、仕事に集中してもらいたい。そう思って、ご紹介しています。
| 多言語チャット | 日本語⇔タイ語。それぞれが母国語のまま書き、母国語で読む |
|---|---|
| スレッド | 案件・物件ごとに分けて議論。流れて消えない |
| 改善提案・トラブル報告 | 現場からの提案・問題を、母国語で起票して議論 |
| AI要約 | 溜まったやり取りを聞くだけで要約が返る |
| LINE取り込み | LINEでのやり取りをKOETEに取り込み、翻訳・要約して読む |